2024/02/19 16:00

2024年3月8日(金) 〜 24日(日)  
くらしのギャラリー本店にて開催

昨年は民藝運動草創期から活動を支えた五つの工藝店に協力いただき、先達から引き継いだ品、新たに取り扱いをはじめた品、加えて店主自身の美の基準・輪郭となりうる品を提示してもらい、「これからの民藝」を共に作り出す、その歩みを一足進めようと試みました。結果として、「手仕事」と作り手だけで括られる事に違和感を感じていたが、実は配り手という工藝店と手を繋いだ共同体として生まれる「目仕事」なのだと学びました。 

 本年は、昨年の関連イベントで大きな影響を受けた島根民藝協会初代会長・太田直行による「地方工藝の将来」という文章を起点として、現代の島根県を代表する工藝店objectsの、研かれた感覚、くらしへのやわらかな眼差し、そして絶えず動いては配り続ける手と共に美しい空間、そして「地方工藝の現在」を提示したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
(石川昌浩)

石川硝子工藝舎出品予定品
網目コップ/六角コップ/面取鉢/皿/丸壺/新作の浅鉢(大)/
縞丸碗 など普段の器
約1000点

【関連企画 高木崇雄×石川昌浩 対談】
民藝ってなんだろう「続・地方工藝の将来」
毎年十二月に開催される日本民藝館展の募集要項には「正しい工藝」という言葉が記載されています。島根民藝協会初代会長の太田直行は「地方工藝の将来」において、この「正しい工藝」を守り育てるためには「工藝の診察」が必要である旨を提唱し、柳宗悦を招き「健康なもの/健康を回復し得るもの/全然その見込みなきもの」を選ぶ試みを行った旨を記しています。
さて、今の世で「正しい工藝」とは何なのか、どうやってそれを作り、配り、用いたら良いのでしょうか。じっくり皆と語り合い、「正しさ」「健康」とは何か、考えてみたいと思います。

高木崇雄(たかき・たかお)
「工藝風向」店主。1974年高知生れ、福岡育ち。日本民藝協会 常任理事および機関誌『民藝』編集長。著書に『わかりやすい民藝』(D&DEPARTMENT PRO–
JECT 2020年)、共著に『工芸批評』(新潮社青花の会)など。今春から京都芸術大学非常勤講師。

日時 3月9日(土) 19時30分〜
定員 20名 ※要予約
会費 2200円(税込)
場所 くらしのギャラリー本店
電話 086–250–0947

 【特集 島根の民藝 objects佐々木創の目仕事】
民藝という美の集合体を知ったとき、こんなに愉しい世界があるのかと驚きました。
そしてその時の衝撃や感動そのままに店を始め、今も続けています。
そんな経緯ゆえに「現代日本民藝展覧会」というタイトルは畏れ多く少々ビビってますが、
いつもの当店の感じで新旧の工芸をいろいろ並べさせていただきます。
若手、老舗が協力してくれたおかげで、島根のものを意識的に用意せよという要望にもしっかりお応えできそうです。
楽しんでいただけましたら幸いです。
(objects 佐々木創)

objects(オブジェクツ)
住所/〒690-0842 松江市東本町2-8
TEL,FAX/0852-67-2547
ホームページ/objects.jp
営業時間/11時~18時
※営業日は不定期のため、
 随時ホームページにてお知らせしています。


objects出品予定品
尾野真弓/垣内信哉/袖師窯/西持田窯/山野孝弘/古物



【出店】
・てのひらワークス 「足と靴の相談室」
16日(土)、17日(日)  各日 13時〜18時  ※有料、要予約
お一人づつ約45分間、足にふれながら、あなたに寄りそう「あつらえ靴」について、
一緒に考えてみませんか?

・moderado music
16日(土)、17日(日) 各日13時〜
くらしを灯す諸國の音楽を風まかせにさすらい紹介するフーテンのレコード屋
moderado musicがやってくる!

・IMAGINE COFFEE
9日(土)、10日(日)
松江の名店、来岡♡
 ドリップコーヒー 550円〜
 コーヒー豆(100g) 1100円〜


主催 岡山県民藝振興株式会社
くらしのギャラリー本店取扱品目 -出西窯/湯町窯/森山ロクロ工作所/鍛冶工房弘光

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『令和6年度 現代日本民藝展覧会 併催 石川硝子工藝舎 超納品』
2024年3月8日(金) 〜 24日(日)
※3月12日(火)、19日(火)は定休日
 営業時間 11時〜19時 最終日は18時閉場

くらしのギャラリー本店
〒700-0977 岡山市北区問屋町11-104
 086–250–0947